Debian Sarge のメモ
はじめに
なかなかリリースされない、Debian Sarge についての設定メモです。 ハードウェアに依存しない話はここに移します。
さざなみフォント
東風フォントのポジションに取って代わりそうな、注目されるフォントです。
# apt-get install ttf-sazanami-{gothic,mincho}
~/.fonts.conf: <?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"> <fontconfig> <match target="font"> <test name="family" compare="eq" qual="any"> <string>sazanami gothic</string> <string>sazanami mincho</string> </test> <test name="pixelsize" compare="less_eq" qual="any"> <int>20</int> </test> <test name="pixelsize" compare="more_eq" qual="any"> <int>10</int> </test> <edit name="antialias" mode="assign"> <bool>f</bool> </edit> </match> </fontconfig>
~/.gtkrc-2.0: gtk-key-theme-name = "Emacs" gtk-font-name = "Sazanami Gothic 10"
gtk-key-theme-name = "Emacs" はオマケです。
~/.qt/qtrc [Font Substitutions] Arial=Sazanami Gothic Helvetica=Sazanami Gothic
ウィンドウマネージャwmx
wmxはシンプルかつ多機能なウィンドウマネージャです。 もとになっているwm2にはDebianパッケージがありますが、wmxにはないので、コンパイルします。
今入っている-devパッケージですが、どれが必須のものなのかは分かりません。
- libice-dev
- libsm-dev
- libstdc++5-3.3-dev
- libx11-dev
- libxext-dev
- libxi-dev
- libxmu-dev
- libxpm-dev
- libxt-dev
- libxv-dev
- x-dev
- xlibs-static-dev
パッチを当ててコンパイルします。パッチは次のような変更点を含んでいます。
- GCC3で警告が出るので、 「#endif COMMENT」を「#endif //COMMENT」のように変更した。
- GCC3でエラーが出るので、 実引数の「char* otherdir = NULL」を「char* otherdir」に変更した。
- メニューから起動するターミナルを x-terminal-emulator とした。
- 「最大化/元に戻す」のキーバインドを Alt-Home とした。
- 「横最大化/元に戻す」のキーバインドを Alt-PageDn とした。
- 「縦最大化/元に戻す」のキーバインドを Alt-PageUp とした。
- 「ウィンドウ固定」のキーバインドを Alt-End とした。
- I18Nを有効にして、タイトルバーに日本語が出るようにした。
% patch -p1 < wmx6-sarge.diff % ./configure % make % strip wmx # cp wmx /usr/loca/bin
Qt
Qtで日本語入力をするための設定です。 将来的にはQtにパッチが取り込まれて、この設定が不要になると思います。
~/.qt/qtrc: [General] XIMInputStyle=Over The Spot